[BT細胞系の培養について]
【準備するもの】
・DMEM/F-12 medium with 10% FBS
(凍結細胞を解凍して培養を開始する際には20% FBSを使用すること)
・Collagen-coated flask or dish: Cellmatrix Type I-C(Nitta Gelatin)を用いてT25フラスコにコート(推奨)またはtype I collagenコート済み培養器
・トランスファーピペット:
商品名 : トランスファーピペット 3.3ml 個包装
品番 : 232-1S
ブランド : Thermo Scientific
【操作】
T25 (25 cm2)フラスコから継代する場合は下記の通り。
1.コラーゲンコートしたフラスコやディッシュを準備する。(ルーチンの維持ではT25 (25 cm2)フラスコを使用)
2.培養から1週間から10日程度経過し、これ以上の増殖が認められなくなった時点のT25フラスコ上のBT細胞をフラスコからピペッティングで剥がす。
3.15 mLチューブに移し、200 x g, 5分遠心して細胞を集める。
4.培養上清を捨て、8 mLの新しい培養液を加え、ピペッティングして細胞を分散させる。8 mLのうちの2 mLを以降の手順で播種。(BT-C細胞は比較的増殖速度が高いため、1/4量のパッセージで問題ない。他のBT系細胞では適宜。)
5.通常の培養ピペットだと先端が少々太くて細胞をあまり分散させることができない。トランスファーピペットを使用して、ピペッティングして細胞をさらに分散させる。
(トランスファーピペットが無い場合はパスツールピペットなど、口径の細いピペットで代用可と思われる)
6.細胞懸濁液2 mLをT25フラスコに加え、37℃で培養。
7.2日後くらいには、コロニー状で細胞が点在して接着しているのが確認できる。状況をみながら(培養液の色等をチェック)、最低でも1日おきには培養液交換が必要。
【注意点】
・BT細胞系は、かなり扱い難い。通常のがん細胞や線維芽細胞と同じ感覚で培養しているとおそらく状態が悪くなります。細胞はコロニー状に増え、vesiculation(細胞層が袋状となる)も起こる。
・凍結細胞は、チューブ1本をT25フラスコに播種する。
・細胞を完全に分散してしまうと、接着せずに死滅してしまう。無理に単細胞とはせず、小細胞塊となるまでほぐす程度として播種すること。
・BT細胞系は、その種類によって増殖速度が異なる。継代スケジュールや継代時のスプリットは適宜決定する。
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